関節リウマチって?

関節リウマチをご存じですか?

日本に70万~80万人いるといわれており、日本の人口の0.5〜1%がかかる比較的頻度の高い全身性免疫疾患です。

男女比は1:3であり女性の患者が多く、40代で発症することが多い疾患です。

今回は、関節リウマチについて一緒にみていきましょう。

 

 

すべての原因がわかってはいませんが、関節リウマチは自己免疫疾患のひとつであると考えられています。

自己免疫疾患は、からだを異物(細菌やウイルスなど)から守るための免疫システムに異常が生じ、間違って自分のからだを敵とみなして攻撃することで痛みや炎症を引き起こすと考えられています。

関節リウマチでは、関節に炎症が起こることで痛みや倦怠感のほか、こわばりなどの全身にわたる症状が現れます。また、近年の研究では、関節リウマチの発症に遺伝的要因が10〜15%関与していると考えられています。

その他に、環境的要因として確実視されているのは喫煙です。

また、可能性のある要因として、歯周病、腸内細菌の乱れ、慢性の呼吸器感染症など免疫系が活性化される要因が挙げられています。

 

症状

初期の段階では、朝のこわばりのほか、関節の腫れや痛みが現れます。

症状は左右対称に出ることが多く、腫れている部位がブヨブヨしていてやわらかいのも特徴です。

関節のこわばりとは、関節が思ったように動かないことを指し、更年期の人やほかの病気の人でもみられることがありますが、関節リウマチでは通常1時間以上と長時間続くことが特徴です。

痛みは全身のどの関節の部位にも生じる可能性があります。特に手首や手指の関節に起こることが多く、ほとんどの場合、1つの関節にとどまりません。

症状が進行すると、関節が変形して動かせる範囲が制限され日常生活に大きな支障をきたすこともあります。

また、関節の症状だけでなく、全身倦怠感、疲労感、微熱、体重の減少、食欲不振、貧血といった全身症状が見られる場合もあります。

 

発症して半年~1年の早い時期から軟骨や骨の破壊は進行するといわれています。

また、一度破壊された関節はもとの状態には戻りません。

さらに症状が進行すると日常的な動作や日常生活が難しくなることもあります。

できるだけ早期からの積極的な治療が必要です。

治療により症状が落ち着いて安定しやすくなる(寛解)ことが知られています。

関節リウマチの検査には、血液検査(自己抗体や炎症反応)、画像検査(レントゲンやMRI、関節超音波)があります。

これらの検査結果と症状を組み合わせて診断します。

 

チェック!

次のような症状がないかチェックしてみて下さい!


1.朝目覚めると手がこわばっている(関節が思ったように動かない)

2.手足にこわばりや腫れがある

3.関節が痛くて眠れない

4.ペットボトルの蓋やドアノブを回すのが痛む。

5.歯ブラシが持ちにくい

6.食事や洗顔などの日常の動作をスムーズに行えない関節が腫れてブヨブヨしている。

7.重い物を持つと関節が痛む。

8.階段で痛みが出る。だるくて力が入らない。

9.からだが鉛のように重い。

10眠気がして横になっていたい。

気になることがあれば、早めにリウマチ専門医に相談しましょう。

 

 

治療

、薬物療法、手術療法、リハビリなどがあります。

リハビリは、以下のようなものがあります。

・運動療法、関節の動く範囲を広げ、血流を良くして痛みや筋肉のこわばりを取ります。

・物理療法では、患部をあたためて痛みやこわばりを和らげます。

 

リハビリでお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。

当施設では、理学療法士がお一人様お一人様の状況や状態に合わせたプランを作成し、寄り添いながらリハビリをします。

駐車場もあります。

 

体験リハビリも実施しております。まずはお気軽にご連絡ください。

 

浅井整形外科リハビリセンター  

豊中市岡上の町4-1-7パヴィヨン豊中1階 

080-9747-8088